2021/03/02 | カテゴリー新着情報
令和3年2月12日に足立区役所にて、足立区行旅死亡人追悼式が行われました。
行旅死亡人とは、個人の特定ができず、かつ身寄りのない方を指しています。
足立区内の行旅死亡人対象者はゆるやかに上昇傾向にあり、令和2年度に関しては100人を超えました。
この行旅死亡人で最も憂慮すべき点は、社会的コミュニケーションのない単身者世帯でだけではなく、
普段連絡の取りあっている身近な親、兄弟間でも対象者になる可能性があるということです。
少し踏み込んだ話で例をあげますと、家族が体調を崩しそのまま帰らぬ人となってしまった。
発見が遅れたため、本人の特定が難しい状況だった。
身元確認で検視等が行われても本人だという断定ができなかった。
その後は、身元不明者のまま火葬のみを執り行う流れになる可能性があるということです。
突然の訃報に続く予期せぬお別れは、ご家族にとってとてもつらく悲しいことです。
親子間ですら希薄になりつつある人間関係。いち葬祭業者として切に願っているのは、
どうかつながりのある輪を断ち切らないでいただきたいということです。
皆様の身近に大切な人はいませんか?